フリースタイルダンジョンFORKが登場してこれで3度目のバトルになります。
今回のチャレンジャーはSURRY(サリー)
地元、和歌山で地域密着型韻造形師の異名をもつ31歳のラッパーです。
和歌山のラップシーンのボス的な存在で2016年にはHIPHOPショップ「Banguard」をオープンさせながら家族と一緒に暮らしています。
チャレンジャーSURRYは1回戦目でACE。
2回戦目で裂固を破り、SURRYの勢いが止まらない状況に中での3回戦目でモンスターFORKとのバトルになります。
ちなみにFORKとSURRYはSTUDIO韻シストでセッションしています。
まずは先攻SURRYから
あんたの冬を越えたPV見て俺はこのステージに立つまで約10年?スーパー上手ぇ!スーパープレイ!
とFORKをリスペクトしながらも
でも今の時点じゃ あんたより、もしかして俺の方が数段上!
と韻を踏みながら攻めていきます。(ピンクのアンダーバーは韻を踏んでますね)
ちなみにSURRYが言っていた「あんたの冬を越えたPVを見て」のPVはICE BAHNの越冬になります。
越冬の時のFORKはめちゃくちゃ韻を踏んでいます!
個人的にヤバいリリックが
滑りだしたアイスバーン 常に明日無い不安と闘って また勝ってく夢見がちなマイプランを見てくれ意地になりすぎてクレイジー家出る頃には過ぎてく 0時生活が逆転して活性化いつか成果出れば達成感まるで活性炭 耳を貸せ一旦ヤバイトコ見てまた生還した正気帰還者多少危機感があっても走ってく蒸気機関車のNIGHT便IとB 醍醐味は無い富増やすまで出来ない冬眠 ファイトミー
この時は、これまでかってぐらい踏んでます。
話が少し脱線しましたが後攻のFORKは
俺がラップすれば火の海だ!火曜の夜は俺のラップ聴いてしこる日だ!火曜の夜は眠らせない!
など、どのバースを聴いてもカッコいいと思わせます。
さらに先攻SURRY
そっから上げてく和歌山の誇り!とりあえず、またまたアナタを山登り
と地元の誇りをもってFORKという高い山を登りに来たんだと叫びます!
それに対して後攻のFORK
俺が言うのもなんだがな、韻を踏むためにラップすんじゃねぇ。言いてぇ事をラップして踏むんだよ!
と神バース来ました!
何回踏めるか俺も昔はやってた。だが今だから言える、それは間違ってた!
韻を極めたFORKだから言える説得力のある言葉です。
それに対してSURRY
あんたRHYME主義なんだろ?じゃあ、そこを間違ってたって否定する、あんたなんか俺は見たかねぇんだよ!
というアンサーに対して、しっかりとFORKもアンサーで返します。
RHYME至上主義だよ。要は使い方、量で誤魔化さねぇ、その味が美味いかだ!
FORKの韻へのこだわりが伝わってきます。
韻を踏めばいいだけではなく韻の質にもこだわっているのが、このバースで感じる事ができますね。
そして最後のFORKのバース
先人の言葉を聴きながら俺はこの場に立ってる。俺の場所だここは!
とモンスターの風格もありながら現代版の武士にも見えるようなカッコよさです。
これぞ男が男に憧れるような感じで見事FORKがクリティカルで勝利しました!
あっぱれ!
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