DEV LARGE（デヴラージ）今は亡き伝説のラッパー！日本語でラップすることの難しさを笑い飛ばし有無を言わさない格好良さを見せ付けたラッパー。

2015年5月4日早朝に亡くなった、伝説のラッパーDEV LARGE。

DEV LARGE

DEV LARGE名前の由来

日本ではDEV（でぶ）というと体重が重たく悪口みたいなネガティブなイメージがあって、それを払拭したかったこととインドの神に「デブ・ア・ラジ」という神がいてそこからも名前の由来がきています。

LARGEはアメリカの音楽プロデューサーであるラージ・プロフェッサーが好きな事もあったりして名前の由来になったという。

2005年にはソロ活動がメインになり、そこで名前を「D・L」に改名します。

他にも大峠雷音やDJではBOBO JAMES名義を使用したりしています。

メンバーや親交のある人からは本名からとってきている「コンちゃん」や「ヒデ」などと呼ばれています。

BUDDHA BRAND

DEV LARGEがリーダーとして日本にHIPHOPシーンを築き上げたグループが「BUDDHA BRAND」

95年、日本のヒップホップシーンがまだアンダーグランドな存在であった時、BUDDHA BRANDは正に黒船に乗って日本のヒップホップシーンに革命を起こしにやって来た。日本語でラップすることの難しさを笑い飛ばし有無を言わさない格好良さを見せ付けた気がします。

無敵の三本ＭＩＣ（DEVLARGE,NIPPS,CQ)のＭＣ’Ｓのフローは三者三様、独特の言葉遊びで、日本語と英語どちらもその言葉どおり流れる様にマッチアップさせている。

そしてDJ MASTERKEYのmixtureはその三人のフロー、メロディーライン、ベースラインを刺激させ、また自分も刺激させられその相乗効果によってケミカルリアクションが起こり強烈なインパクトを与えている。

96年に10万枚の売り上げを記録した人間発電所。このメローでノスタルジックなメロディラインに乗っけられる嘲笑的なCQのラップ、DEV LARGEの切れ味鋭いカッティングフロー、Nippsの風刺の効いたなんとも言えない独特の声のラップ。そしてHOOKで三者三様のフローが融合する時にはかなりの快感を得れるだろう。

これは私が初めて、J-Hip Hopに触れた曲。
19歳の時聞いても、35歳の今聞いても素直にいいなと思える名曲です。

名曲

BUDDHA BRANDの名曲は数あれど、人間発電所はかなりの名曲です。また、B-BOY PARK2000でも歌ったDon’t test da masterもおすすめです。

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=pxsx4027djE” /]

[arve url=”https://www.youtube.com/watch?v=WGX6HCKntmk” /]

BUDDHA BRANDおすすめの1枚

BUDDHA BRANDの集大成ともいうべき、これまでのベスト・トラックと新曲からなるCD2枚組・31曲を収録した作品がおすすめの1枚です。

よくありがちなシングル曲をただ網羅しただけの金儲けの道具のようなベストアルバムじゃありません。二枚組で曲の半分はそれまでリリースしていない(できなかった)インスト曲で占められています。しかも一曲一曲のクオリティー高過ぎます。

まさにベストオブベスト。大人のヒップホップ。最近の軟弱でクソみたいなお子ちゃま音楽やヒップホップしか知らない世代に是非ともこういったホンモノの音楽を聴いてほしいです。
もう二度とこういう人達は出てこないんでしょうね。

このアルバムは日本のヒップホップ史上最高の一枚と言っても過言ではない。